『本読み会online;2 (テネシー・ウィリアムズ)』
に参加しました。今回はその感想を書きたいと思います。
先週参加した『zoom演劇合宿』もこりっちのサイトをみて応募しましたが、本読み会もこりっちのサイトから応募しました。(実は同じ日に参加を決めました)
https://stage.corich.jp/bbs/60612
普段は、東京都を中心に活動をされてるそうですが、コロナ騒動の関係でオンラインで本読み会を開催したそうです。(今回は2回目)
オンラインの本読み会はコロナが終息しても定期的に行うそうです。(嬉しい😃)
では、早速本題。
☆6月13日(土)19時半〜21時半
作品‥テネシーウィリアムズ『風変わりなロマンス 四場の叙情劇』
自己紹介から始まりました。
東京、群馬、札幌、シンガポールから参加者が集まりました。シンガポール!国境越えちゃいました。
本読み会に普段から参加している方や、『戯曲を読む会』が全国にあり、そこで本読み会を知った方などがいました。割と皆さん知り合いっぽい感じでした。
シンガポール在住の日本人の方が2名いました。
シンガポールで『日本人会』を結成していて、公演をされる予定だったのが、コロナの関係でできなくなり、今はzoomで朗読などをしているそうです。
(日本と同じですね☺️)
その後は、戯曲を読む時間と、本についての意見交換をする時間が交互に行われました。
参加されている方の中では、恐らく私が1番下で、基本30歳〜50歳位の方が参加されていました。
〔戯曲読みパート 感想〕
めーっちゃ良かったです。時間の関係で、女主人役を読めませんでしたが、他の方の読みを聞くのが楽しかったです。
【女主人】低く落ち着いた声、様々な事を経験しているからこそ出せる感情、ちょっと色気混じった台詞回し。。
四幕構成で一幕ずつ読む人が変わりましたが、どの人の読みも良かったです。
【小さな男】読む人によって結構印象が変わりました。小さな男は恐らく30歳位で弱々しく繊細な男にハマった読みが来た時には凄くテンションが上がりました。
ただ、恐らく参加者は小さな男よりも年上の人が多かったので、『風変わりな男』の中にある老人の方が合っていた気がしました。
先程、様々な事を経験しているからこそ出せる、と書きましたが、自分が30年位歳を重ねたとき、その読みができるかといえば、そうでない気がします。
自分の読みは子供っぽいし、生き方も子供っぽい。
長所ではあると思いますが、もっと大人の読みができるようになりたいと思います。
〔話し合いパート 感想〕
話し合いパートでは、主にテネシー・ウィリアムズについてや、登場人物について、作品のト書きについて話し合いが行われました。
私はあまり知らなかったんですが、テネシーの自身の家族に対する思いなどが強烈に作品に込められているそうです。『ガラスの動物園』のアマンダはテネシーの母、ローラはテネシーの姉だったり。『ガラスの動物園』は学生時代に演じた事があるので、懐かしい気持ちと新たな発見がありました。
『風変わりなロマンス』には、最終場の四場にボクサーが登場し、小さな男が入院中に小さな男の部屋に住み出します。
そのボクサーについて、【アメリカの原動力となる、生き抜いていく力強さを感じる】と参加者が表現していました。実は、私がボクサーを読んだのですが、読んでる時にその発想はなかったです。もう一度意識して読んでみたいですね。
その他、女主人が部屋に住む人によって影響を受けている話や、舞台となるアメリカ中西部の話を聞きました。
少し話が難しく、知識が必要でしたが、自分が読み取れなかったことや、初めて聞く話があり、凄く勉強になりました。
『欲望という名の電車』も読んでみますね。
おわりに
本読みも話し合いも凄く高度で、自分は少し場違いな感じがありましたが、できれば定期的に参加して、吸収したいなと感じました。
もっと色んな戯曲読もーっと!
おしまい。